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アンガーマネジメントファシリテーター 久下渚(くげなぎさ)

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プロとは何か

看護

03/152019

プロとは何か

プロとは何か
これを意識し始めたのは
私がまだひよっこナースのとき。
 
集中治療室で出会った、
 
とある大御所さまとの出来事から。
 
 
実は、超大御所有名人の
 
お母様を担当させていただいたことがある。
 
すぐに東京から駆け付けた大御所の方は
 
 
必死にお母さんに声を掛け、
 
 
さすったり、手を握ったり
 
 
何とか助かってほしいと
 
できる限りのことをしておられた。
 
 
そして
ひよっこな私に向かって
 
 
「看護師さん、
 
私は頭が悪いから
 
モニターの数字が
 
何を表しているのか
 
わからないんです。
 
教えてもらっていいですか?」
 
 
と、その方は言った。
 
えーっいやいや、
 
頭が悪いとかそうゆうことじゃなく
 
 
専門的なものだから、
 
そりゃわからないですよ
 
と思ったのだけど、
 
 
 
と同時に
 
この人はなんて腰が低いんだろうと驚いた。
 
身内が倒れて
 
不安で心配でたまらないときに
 
 
そうゆう振る舞いができるなんて!
 
 
しかもこんな私みたいな若造に。
 
 
この方を仰望しながら、
 
なんやらを答えた私だった。
 
 
東京から仕事の合間に
 
新幹線で通いながら看病し、
 
本当は
 
ずっとそばに居たかったと思う。
 
必死の治療の甲斐も虚しく、
運ばれてきてから数日でその方のお母様は
 
 
お亡くなりになられた。
 
 
 
 
残念ながら死に目には
 
遭わせてあげられなかったのだけど、
 
駆け付けたその方は、
 
やはりとても憔悴されていた。
 
 
仕事があるとのことで
 
憔悴されたまま
 
 
東京までとんぼがえりされた
 
 
次の日私は休みで、
 
たまたまテレビを見ていたら
 
なんとそのお方が
 
生放送に出ていらっしゃる。
 
 
出演者に突っ込みを入れたり
 
快活に進行を取り仕切り
 
いつも通りに振る舞われていた。
 
私は思った。
 
 
 
ああ、この方は、
 
 プロ なんだと。
 
 
 
プロ意識で仕事をしているのだと。
 
当時の私には、本当に衝撃だった。
 
 
身内が亡くなれば
 
悲しいし
 
辛いし
 
憔悴もする。
 
そんな感情に打ちひしがれ
 
何も手につかなかったり
 
立ち直れない人もいる。
 
 
当たり前の反応だと思う。
 
 
でも、この方は
 
仕事上での立場を持っている
 
いつものキャラを演じている
 
 
・・ように私には見えた。
 
私は知っていたから、
 
少しだけ元気がないように見えた。
 
 
だけど、何も知らない人はきっと
 
いつも通りに見えているだろう
 
 
そう、私はこの方に
 
 
プロとはこうゆうことかと
 
気付かせてもらった。
 
 
それからはいつも、
 
プロとは何かを考え
 
追求し続けながら
 
現場に臨んでいた。
 
これだ!
 
と一言では言えないけれど、
 
プロとは何かを自分に問うている人
 
勉強、追求し続けること
 
仕事に対するぶれない芯がある人
 
はプロ意識を持っている
 
のではないかと思う。
 
 
 
6.7年ほど前に歓迎会でこの話をした。
 
 
みんなにも
 
プロって何かを考えてほしくって。
 
 
今でもその話を覚えていて、
 
 
心に残ったんです
 
 
といってくれる後輩がいる
 
 
その考える姿勢が、
 
患者さんにも、本人の人生にとっても
 
利益となりますように。

 

 

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